グラスの中に浮かぶ貝がらやビーズが涼しげなキャンドルを作っているのは「社会福祉法人クオレ」の地域活動支援センター「il Gruppo パレッタ」の皆さん。
1987年、心の病で苦しむ人たちが地域の中で安心して生活し、お互いを支えあえるような環境をと開設。十人十色のパレットでそれぞれの人生を描く仲間という意味を表すイタリア語。
市内坂本町にある同センターは、20代から70代の34名が登録し、毎日約10名が通所。同じ建物の中に就労継続支援B型「仕事探しクラブ」も運営していて、通所者はここでおしゃべりをしたり作業をしながら生活リズムをつかみ、就労への道を目指している。 管理者の米山久美子さんは「パレッタの製品にはそれぞれの個性が思い思いに描かれています。ここに来て元気をもらえると言われますよ。」と笑顔で話す。
ジェルキャンドル(200円)はバザーでも大人気。センターでは他に手芸、絵画教室、インディアカ、ストレッチなどを行い、あなたの“したい”ことを応援している。